地域の人と人をつなぎ、あたたかい地域社会を創る
情報を届ける会社から、人をつなげる会社への成長を目指します
Q1.2021年の振り返りと10月に行ったリブランディングについて意気込みをお聞かせください。
A1. 2021年は新型コロナにより、事業形態や働き方を考えさせられた年となりました。
リモートワークはより推進され、いかに生産性を下げずにむしろ上げることができるか。
インターネット領域が成長する中、ウェビナーなどを取り入れお客様や読者との接点を増やすことができました。
また、平行して3密を避けたフェイスtoフェイスでのコミュニケーションも大事にしています。
お客様のお役に立つのだと強い想いを持つ社員の創意工夫で乗り切ることが出来た1年だと感じます。
リブランディングは経営理念『人の役に立つ』をさらに力強く推進すべく、社員の発案にて知恵を出し合いスタートしました。
ちいき新聞をきっかけに人と人をつないでいく。
私たちのミッションは「地域の人と人をつなぎ、あたたかい地域社会を創る」 タグラインは「私とあなたの真ん中に」。
新型コロナの影響でリモートワークも増え、より一層地域情報が求められています。
活気ある地域社会を創る一翼を担っていく。そんな想いを込めています。
ブランドムービーも社内で募り、新卒2年目の女性営業社員が一分間の内容をよくまとめてくれました。
全て社内のリソースで完成できたことにプロジェクトメンバーの力を再認識したとともに 全社員が一丸となり地域社会のお役に立つことができることを確信しました。
Q2.2022年の取り組みや力を入れていきたい分野についてお聞かせください。
A2.大きくは3つあります。
ひとつは現在収益の柱である紙媒体「ちいき新聞」の地域密着情報の深化。
いいね、面白い、役に立ったと言っていただける地域情報を発信していきます。
毎週手配りで千葉県、埼玉県、茨城県内約200万世帯のポストにお届けできる自社システムは 参入障壁の極めて高い当社の大きな財産です。(※2022年1月時点の配布部数です)
ポスティング需要はコロナ禍でも底堅いものがあります。
電気・ガス・水道・ちいき新聞となるべく社会インフラを目指します。
次にWEB事業。
中でも自社ポータルサイト『チイコミ!』です。
地域情報はチイコミ!を見れば分かると言ってもらえるように、ちいき新聞に掲載した情報だけでなく良質な地域情報量を増やし、
まずは100万ユーザーを目指し役に立つウェブサイトを構築していきます。
最後にマッチング事業です。
求める情報を求めている人に提供する。
求人・HR事業もマッチング事業の大きな柱です。
企業の求める人材をご紹介させていただく事業も年々成長しており、市場も今後ますます拡大が期待されるだけに力を入れたいと考えます。
また、業者紹介サービスの中でも外壁塗装業者紹介は大変好評をいただいており、ユーザーの満足度は95%を超えています。
そして、地域で頑張る生産農家さんを支え、新鮮な有機野菜を地域住民にお届けする「ちいき新聞の直送おやさい」。
こちらも生産者と消費者をつなぎ好循環を生んでいます。今後も一つひとつの領域をより深めつつ、新たな領域にも挑戦していきます。
Q3.本年の所信表明とステークホルダーの皆様へメッセージをお願いします。
A3.気候変動が起き、地球のいたる所で異常気象が発生しています。
脱炭素は喫緊の世界課題。
持続可能な社会を創るSDGsや環境・社会・企業統治に視点をあてたESG。
私たちができることは地球に優しいエコな生活の情報提供です。
一人ひとりの協力が大きな力となることに微力ながら貢献していきます。
また、ウィズコロナの世界でいかに世の中の役に立ち成長していくか。
大変厳しい状況を乗り越えられていることは、お客様や読者の方々、株主の皆様、 何よりも困難に果敢に立ち向かい知恵を出してくれている社員に感謝です。
会社は環境適応業です。
時代のニーズに合わせて変化させていきながら、新たな事業領域にも積極投資していきます。
これからの地域新聞社にもぜひご期待ください。
2022年1月5日
代表取締役
山田 旬